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「やまや総本店 膳/白金小径」が第10回福岡県木造・木質化建築賞、木質化の部・大賞を受賞!

2025.02.21

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「やまや総本店 膳/白金小径」が第10回福岡県木造・木質化建築賞、木質化の部・大賞を受賞!

やまやの旗艦店である「やまや総本店 膳/白金小径」が、第10回福岡県木造・木質化建築賞、木質化の部・大賞を受賞しましたのでお知らせいたします。

表彰状

やまや総本店について

九州をテーマにした割烹料理を提供する「膳」と、福岡・博多の味「辛子明太子」を堪能するランチ・お土産を提供する「白金小径」の2つのエリアからなる「やまや総本店」は、九州の食材や食文化に誠実に向き合い、最大のおもてなしで”食”を楽しんでいただく、”やまやの姿勢”を体現する旗艦店です。お客さまとのコミュニケーションを最優先にデザインされた「おもてなしの空間」です。

建築概要と講評

建築概要

建築主:株式会社やまやコミュニケーションズ 代表取締役社長 山本正秀
設計者:株式会社yHa architects 平瀬有人 平瀬祐子 池尻真人
施工者:株式会社イクスワークス 内山琢也
構造・規模(階数):木造一部鉄骨造 地上1階
延床面積:297.52㎡

講評

ランチ・カフェ回廊と中庭緑の調和が心地よい。外周壁に黒い焼き杉板を張った矩形ボックスの中央部にスーパー楕円を描く中庭が開かれている。シンボルツリーのソメイヨシノや既存のウメ古木などの在来樹が植栽され、都市の中での小さな自然を感じさせる。外周壁から中庭にむけて下る屋根の軒先もまたスーパー楕円の軌跡で天空を切り開く魅力的な意匠となっている。
一方レストランでは、旧木造邸宅から“生かし取り”した木製の門扉や座敷欄間、書院障子などが再活用されている。伝統的に職人たちが製作してきた造形技術の痕跡を遺す価値あるものとして扱われている。赤いシラス壁や白い漆喰壁などもまた伝統技術の延長として表現されている。構造軸組もスギの柱と米松の梁を室内に露出させ伝統的な加工技術で架構されている。内装の法的規制が厳しい中で、こうした木造建築の伝統文化を継承して現代の空間に生かすデザインを実践した関係者に敬意を表したい。

福岡県木造・木質化建築賞について

福岡県では、県産木材の需要拡大を図るため、民間や公共施設の木造・木質化を推進しており、そのモデルとなる優れた建築物を表彰しています。「木質化の部」は建築物の天井、床、壁、窓枠等の室内に面する部分及び外壁等の屋外に面する部分に木材を利用したものを対象としています。

「やまや総本店 膳/白金小径」についての詳細は、福岡県ホームページ
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/mokuzou10kettei.html
にてご覧いただけます。
膳 内観

九州由来の植生を配置したスーパー楕円の中庭

総本店 外観
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